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Blog: Academic issues2025.01.21
自閉スペクトラム症とプロスタグランジン

自閉スペクトラム症におけるプロスタグランジン (PG) の関与について論じました。PGは神経炎症やシナプス可塑性の調節などの神経生物学的役割を果たします。アラキドン酸(ARA)の代謝が、ホスホリパーゼA2 (PLA2) やシクロオキシゲナーゼ (COX) などの酵素を通じてPGを生成するのですが、特にプロスタグランジンE2 (PGE2) のレベルが自閉スペクトラム症で高くなることが注目されています。その背景にCOX2/PGE2シグナルの乱れが関与しています。
先進国では幼児期から環境因子による微量な化学物質の暴露と酸化ストレスの影響があり、神経炎症に関連するPGE2シグナルに乱れが生じ、ASDの発症が増加しているという仮説も論じました。
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