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Blog: Social impact issues2022.03.12

11年前に綴った2つのブログ

 2011年3月11日の東日本大震災から11年の年月が経ちました。3月9日に警察庁が発表したところによると、2021年3月1日からこの一年で、また新たに1人の遺体の身元が判明し、総死者数は1万5900人になりました。また行方不明者は、DNA型鑑定により身元が特定されて3人少なくなり、2523人となりました。

 小生は当時、某、日経メディカルオンラインに大変お世話になり、「医療と生命倫理のパンセ」と題したブログを連載していました。以下、2011年に綴った震災後の空気感が漂う2編のURLを紹介させていただきます。


「熱も咳もないのに仮設診療所に毎日通う子ども」 (2011/11/22)

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/blog/imataka/201111/522485.html


「診察室を出て気づいた、被災地の子どものソフトサイン」 (2012/03/14)

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/blog/imataka/201203/523927.html


 震災後には約11万の人々が仮設住宅の暮らしを余儀なくされていました。その後、被災地の復興は一歩一歩、着実に進んでいます。しかし、どんなに被災地の景観が変わっても、毎年3月11日が訪れる度に瞼に宿る記憶が呼び起こされては、今でも心静かな気持ちのざわつきを体感するのです。そして震災当時の町の小さな明かり、音、臭い、風、天候など、様々な記憶が自分の中の深いところから無造作に呼び戻されてることを感じるのです。

 月日と共に薄らいでしまう記憶もありますが、災害や戦争など、こと大惨事に関しては、書き留めておくこと、そして語り伝え続けることがとても肝要だと思っています。





【参考URL】

「死者数1万5900人、東日本大震災後11年、警察庁まとめ」 日本経済新聞オンライン(9/Mar/2022)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE099ZW0Z00C22A3000000/

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